堅堅(読み)カタカタ

デジタル大辞泉 「堅堅」の意味・読み・例文・類語

かた‐かた【堅堅】

[副]《「かたがた」とも》たいへん堅く。しっかり。
「まことに、―口固めをせられた程に」〈続狂言記・六人僧〉

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精選版 日本国語大辞典 「堅堅」の意味・読み・例文・類語

かた‐かた【堅堅】

  1. 〘 副詞 〙 ( 「かたがた」とも )
  2. ( 「と」「に」を伴うこともある ) すきまなくつまっていて堅いさま。
    1. [初出の実例]「貴賤臣妾の往還する多駅の道、隣をしめ、朝儀国務の理乱は、万緒の機、かたかたに織りなす」(出典:海道記(1223頃)序)
  3. きわめて確かなさま。確実に。
    1. [初出の実例]「四も得位の者でない。失位ぢゃ程に、かたかた不正なり」(出典:土井本周易抄(1477)五)
    2. 「かたがたやくそくして十右衛門は表ゑ出る」(出典:浮世草子・新色五巻書(1698)四)

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