最新 地学事典 「堆砂量」の解説
たいさりょう
堆砂量
volume of deposit
山地や渓間で生産され送流された土砂礫が,河川敷・ダム・取水堰の上流部に堆積(堆砂)した量。堆泥量とも。土砂生産の盛んな日本では,下流部の被害を軽減するため渓流部に多数の砂防ダムを設け,計画的に流砂量の一部を調節している。土砂生産量は上流の地質・地形・降雨条件によって変わる。日本では流域面積1km2当り300~600m3/年の生産が推定されているが,1,200m3/年を超える例も知られている。砂防ダム1基当りの計画堆砂量は1,000~5,000m3が多い。治水ダム・発電用ダムでの堆砂量が増えると,洪水調節能力や水力発電能力を低下させる。
執筆者:飯島 弘
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

