デジタル大辞泉
「塞き敢ふ」の意味・読み・例文・類語
せき‐あ・う〔‐あふ〕【▽塞き▽敢ふ】
[動ハ下二]抑えて我慢する。こらえる。
「げにそのをりよりも―・へぬ悲しさやらむ方なし」〈源・幻〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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せき‐あ・う‥あふ【塞敢】
- 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙 流れ出るものをおさえて我慢する。こらえる。せかう。
- [初出の実例]「枕より又知る人も無き恋を涙せきあへずもらしつるかな〈平貞文〉」(出典:古今和歌集(905‐914)恋三・六七〇)
- 「御涙もせきあへず。『さめざらましを』と思すもかひなし」(出典:増鏡(1368‐76頃)一七)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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