塵がまし(読み)チリガマシ

デジタル大辞泉 「塵がまし」の意味・読み・例文・類語

ちり‐がま・し【×塵がまし】

[形シク]塵がたくさんある。ほこりっぽい。
「夜も―・しき御帳の内もかたはらさびしく」〈蓬生

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精選版 日本国語大辞典 「塵がまし」の意味・読み・例文・類語

ちり‐がまし【塵がまし】

  1. 〘 形容詞シク活用 〙 ( 「がまし」は接尾語 ) 塵がたくさん積もっている。塵にまみれている。ほこりっぽい。
    1. [初出の実例]「夜も、ちりかましき御帳のうちも、かたはらさびしく、物がなしく、思さる」(出典:源氏物語(1001‐14頃)蓬生)

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