精選版 日本国語大辞典 「塵を据える」の意味・読み・例文・類語
ちり【塵】 を 据(す)える
- ① 塵を置く。転じて、汚れをつける。よごす。
- [初出の実例]「ちりをだにすゑじとぞ思ふさきしよりいもとわがぬるとこ夏の花〈凡河内躬恒〉」(出典:古今和歌集(905‐914)夏・一六七)
- ② 非難されるべき点を持たせる。
- [初出の実例]「人のそねみあへかめるをいかで、ちりもすゑたてまつらじと語らふに」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若菜上)
敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...