塵を結ぶ(読み)ちりをむすぶ

精選版 日本国語大辞典 「塵を結ぶ」の意味・読み・例文・類語

ちり【塵】 を 結(むす)

  1. やっと算段してほんの少しの物を贈る。
    1. [初出の実例]「夷は一向に清し、ちりを結でも人にかけられじと心得た」(出典:燈前夜話(15C後)上)
  2. 手を清めるのに水がない時、空(くう)の塵をひねるさまをして汚(けが)れを落とし手水を使う代わりとする。塵手水(ちりちょうず)を使う。塵をひねる。
    1. [初出の実例]「塵(チリ)を結(ムス)んで手水(てうづ)となし」(出典:浄瑠璃・万戸将軍唐日記(1747)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android