増補忍名所図会(読み)ぞうほおしめいしよずえ

日本歴史地名大系 「増補忍名所図会」の解説

増補忍名所図会
ぞうほおしめいしよずえ

四巻二冊

成立 天保一一年

写本 川島清実ほか

解説 伊勢国桑名から移封になった忍藩松平家の家臣佐竹香斎が、天保六年新領城付郷村の案内を名所図会体裁に倣ってまとめたが、藩主の勧めもあって岩崎長容が増補し、藩儒の序、藩重役の跋を付した。藩撰というには庶民的な案内型地誌である。図絵画家が異なる写本も流布している。

活字本 埼玉叢書二・「増補忍名所図会」

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む