日本歴史地名大系 「増補忍名所図会」の解説 増補忍名所図会ぞうほおしめいしよずえ 四巻二冊成立 天保一一年写本 川島清実ほか解説 伊勢国桑名から移封になった忍藩松平家の家臣佐竹香斎が、天保六年新領城付郷村の案内を名所図会の体裁に倣ってまとめたが、藩主の勧めもあって岩崎長容が増補し、藩儒の序、藩重役の跋を付した。藩撰というには庶民的な案内型地誌である。図絵の画家が異なる写本も流布している。活字本 埼玉叢書二・「増補忍名所図会」 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報