図絵(読み)ズエ

デジタル大辞泉 「図絵」の意味・読み・例文・類語

ず‐え〔ヅヱ〕【図絵】

図画。絵。
絵にかくこと。
阿弥陀仏容儀を見奉りて―し奉れる像なり」〈今昔・六・一六〉
[類語]絵図絵画図画素描イラストイラストレーションスケッチデッサンカットクロッキー

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「図絵」の意味・読み・例文・類語

ず‐え ヅヱ【図絵】

〘名〙
① (━する) 絵や図面を描くこと。
霊異記(810‐824)上「妻、死にし夫の為に願を建て像を図絵し」 〔宣和画譜‐人物二・唐・周昉
② 絵。図画。図面。
西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉二「杖の手に図絵(ヅヱ)を披(ひら)き」 〔新唐書‐文芸伝下・李益
供養などのときに掲げる仏の図や絵。また、図像絵像を掲げて供養を行なうこと。
※東大寺続要録(1281‐1300頃)供養篇本「奉御影〈新図絵〉并令演心経了」

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普及版 字通 「図絵」の読み・字形・画数・意味

【図絵】ずかい(づくわい)・ずえ(づゑ)

絵。〔唐書、文芸下、李益伝〕一(ごと)に、樂工爭ひて賂(ろ)を以て求めて之れを取る。聲歌に被らせて、天子供奉す。征人早行等のに至るまで、天下皆之れを圖繪に施す。

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