声聞情に過ぐるは、君子これを恥ず(読み)せいぶんじょうにすぐるは、くんしこれをはず

故事成語を知る辞典 の解説

声聞情に過ぐるは、君子これを恥ず

実績以上に名声を得ようとするのは、よくないことだという教え。

[由来] 「孟子ろう・下」に見える、孟子のことばから。「水がすばらしいのは、水源から絶えずあふれ出てくるところだ」と述べたあと、実績を伴わない名声は水源のない水のようなもので、すぐに消えてしまうから、「声聞情に過ぐるは、君子これを恥ず(名声が実績以上に上がるのは、立派な人物にとっては恥なのだ)」と結論づけています。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

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