水源(読み)すいげん

精選版 日本国語大辞典 「水源」の意味・読み・例文・類語

すい‐げん【水源】

〘名〙
① 川などの水が流れ出てくるもと。分水界付近の地下水がわき出る所。みなもと。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉六「水源に杉山をしたて」 〔史記‐大宛伝〕
用水供給源
地蔵菩薩霊験記(16C後)一三「洛中の水源(スイゲン)賀茂川なれば」

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デジタル大辞泉 「水源」の意味・読み・例文・類語

すい‐げん【水源】

川などの水の流れ出るおおもと。みなもと。「利根川水源を探る」「水源地」
上水道として利用する水の供給源。
[類語]源流

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普及版 字通 「水源」の読み・字形・画数・意味

【水源】すいげん

流れの源。晋・陶潜桃花源記〕林、水源に盡きて、(すなは)ち一山を得たり。山に小口り。髣髴(はうふつ)として光るが(ごと)し。

字通「水」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の水源の言及

【上水道】より

…続くローマ時代には水道はローマ帝国内の都市の標準施設として整備され,その遺構はイタリアのほかフランス,北アフリカ,ドイツなどに残存する。これらは汚染の少ない遠方に良質の水源を求めて都市まで開水路で導水し,そのまま市内に給水するものであった。その最大のものは首都ローマ市の水道である。…

※「水源」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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