夏向(読み)なつむき

精選版 日本国語大辞典 「夏向」の意味・読み・例文・類語

なつ‐むき【夏向】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 夏の季節にふさわしいこと。また、そのもの。
    1. [初出の実例]「夏むきの遣帷子(つかひかたひら)は、白平(しろびら)、又は定紋の染帷子あまたこしらへをきて」(出典評判記色道大鏡(1678)三)
  3. 夏の頃。夏の間。夏。
    1. [初出の実例]「なつむきになりまらすれば、あふぎが入まらするほどに」(出典:天理本狂言・武悪(室町末‐近世初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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