多度津藩記録(読み)たどつはんきろく

日本歴史地名大系 「多度津藩記録」の解説

多度津藩記録
たどつはんきろく

一冊

成立 明和八年頃か

写本 鎌田郷土博物館

解説 元禄七年に丸亀藩の支藩多度津藩が成立した。本史料は多度津藩領の村別に実高・畝数を記し、内訳に田方上所・下所、別免上所・下所、新田、畑分、本村上所・下所、笠屋上所・下所、居屋敷などの別に高・畝数・免(年貢率)がある。多度津藩は三井組と上ノ村組からなっており、三井組は高八千八〇石余・畝数六八五町余、上ノ村組は高五千九三九石余・畝数七五七町余であり、惣高は一万四千二〇石余・畝数一千四四二町余、年貢は六千二〇〇石余で付加税の六九八石余を加えると、米収入は六千八九八石余であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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