最新 地学事典 「多氷河作用説」の解説
たひょうがさようせつ
多氷河作用説
multiple glaciation theory
過去の氷河の拡大は1回だけでなく繰り返し起こったとする説。この説によれば,氷河の進出期ごとに氷河後退を伴う温暖期が続き,それはときには現在より温暖であった。氷河時代説は19世紀中葉ようやく一般的承認を得るに至ったが,一方すでに多氷河作用説が現れていた。この説の容認は第四紀編年と対比を進歩させた点で意義が大きい。
執筆者:小林 国夫
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

