日本歴史地名大系 「多治比之連真国館跡」の解説 多治比之連真国館跡たじひのむらじまくにのたてあと 愛媛県:東予市周敷村多治比之連真国館跡[現在地名]東予市周布 久枝豪族多治比氏真国の屋敷跡で、久枝(ひさえだ)にあったとされ、古老によると古屋敷とよばれる藤岡次の家がそれであるという。「続日本紀」の天平宝字八年(七六四)七月一四日の条に「伊与国周敷郡人、多治比連真国等十人、賜姓周敷連」とあり、周敷(すふ)郡の多治比真国ら一〇人の者に朝廷から周敷連という姓を賜ったという。多治比は丹治比が正しく、丹治比氏はこの郡に勢力をもつ有力な豪族で、真国はその代表であったとみられる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by