夜さ(読み)ヨサ

デジタル大辞泉 「夜さ」の意味・読み・例文・類語

よ‐さ【夜さ】

よる。よさり。
「―のとまりはどこが留りぞ」〈虎寛狂・靫猿

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「夜さ」の意味・読み・例文・類語

よ‐さ【夜さ】

  1. ( 「よさり(夜去)」の変化した語 )
  2. [ 1 ] 夜。晩。夜さり
    1. [初出の実例]「夜さのとまりはどこが留りぞ、那波か坂越か室が泊りよ」(出典:虎寛本狂言・靫猿(室町末‐近世初))
  3. [ 2 ] 〘 接尾語 〙 数詞に付いて、夜を数えるのに用いる語。
    1. [初出の実例]「しのだなるやしろにあゆみをはこびて、七日なんなん七よさ、こもらば御利生まさしくあらたに」(出典:浄瑠璃・蘆屋道満大内鑑(1734)小袖物狂ひ)

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