夜さり(読み)ヨサリ

デジタル大辞泉 「夜さり」の意味・読み・例文・類語

よ‐さり【夜さり】

《「さり」は来る、近づくの意を表す動詞「去る」の連用形から》
夜になるころ。夜。ようさり。
「私などは―店をしまいますると」〈鏡花・草迷宮〉
今夜。今晩。
大納言―斬らるべう候ふなれば、成経も同座にてこそ候はんずらめ」〈平家・二〉
[類語]小夜さよよい暮夜ぼや夜間夜中やちゅう夜分やぶん夜陰やいん夜半よわ夜中よなか夜半やはんナイト

よう‐さり【夜さり】

《「よさり」の音変化》夜。また、夕方。よさり。
「けふなむとて、―見えたり」〈かげろふ・中〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む