夜のカフェ

デジタル大辞泉プラス 「夜のカフェ」の解説

夜のカフェ

オランダの画家フィンセント・ファンゴッホ絵画(1888)。原題《Le Café de nuit》。南フランスのアルルでゴッホが暮らした「黄色い家」と同じ建物にあるカフェを描いた作品コネチカット、イェール大学美術館所蔵。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の夜のカフェの言及

【ゴッホ】より

…いわゆる〈ゴッホの耳切り事件〉という悲劇的な結末をみたゴーギャンとの共同生活を別にすれば,アルル時代はゴッホにとって実り豊かなものであった。この時期の《ひまわり》《麦畑》《糸杉》などでは,ぎらぎらした量感ある色彩とうねるような筆触によって,原初的ともいうべき自然のエネルギーを画面に噴出させ,また《夜のカフェ》(1888)では,強烈なコントラストによって,カフェにたむろする人間存在の狂気すらあばきだした。ゴッホ自身狂気と無縁でなく,89年5月サン・レミの精神病院に収容された。…

※「夜のカフェ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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