翻訳|fan
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…前者は圧縮機出口の圧力(吐出圧力),または圧縮機出口における気体の圧力p2と入口における圧力p1との比p2/p1(圧力比)で表し,後者は単位時間当りの流量(質量,もしくは体積)で示す。圧縮機より圧力上昇が低いものは送風機と呼ばれ,さらにファンとブロワーに分けられる。これらはいずれも機械内での上昇圧力の程度により区分されるが,101.3kPa(1気圧),20℃の標準空気を吸い込んだ場合,圧力上昇がゲージ圧(大気圧を基準とし,それから測った圧力の値)で9.807kPa未満のものをファン,9.807kPa以上で98.07kPa未満をブロワー,98.07kPa以上を圧縮機と呼んでいる(日本機械学会での区分による)。…
…しかし本格的な送風機が開発されて各種産業に用いられるようになったのは20世紀に入ってからで,とくに1950年代以降産業用送風機の需要が著しく増え,大型化,高性能化するとともに用途が多様化してきた。 送風機と圧縮機は作動原理,構造および作用などに大差はないが,両者は機械内での圧力上昇の程度で区別され,送風機はさらに上昇圧力の高低によりファンとブロワーに分けられる。すなわち,一般に101.3kPa(1気圧),20℃の標準空気を吸い込んだ場合,上昇圧力がゲージ圧力で9.807kPa(10kPa)以下のものをファンfan,9.807~98.07kPa(10~100kPa)をブロワーblower,98.07kPa(0.1MPa)以上を圧縮機と呼んでいる(従来の日本機械学会での区分をSI単位に換算したものだが,通常端数を切り上げ,かっこ内の区分を用いる)。…
※「ファン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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