夜半の煙(読み)ヨワノケブリ

デジタル大辞泉 「夜半の煙」の意味・読み・例文・類語

よわ‐の‐けぶり〔よは‐〕【夜半の煙】

夜に立ち上る煙。多く火葬の煙をいう。
「旅の空―と上りなばあまの藻塩火もしほびたくかとや見む」〈後拾遺羇旅

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「夜半の煙」の意味・読み・例文・類語

よわ【夜半】 の 煙(けぶり・けむり)

  1. 夜に立つ煙。多く、火葬の煙をいう。
    1. [初出の実例]「旅の空よはの煙とのぼりなばあまの藻しほ火たくかとや見ん〈花山院〉」(出典:後拾遺和歌集(1086)羇旅・五〇三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android