夜半の煙(読み)ヨワノケブリ

デジタル大辞泉 「夜半の煙」の意味・読み・例文・類語

よわ‐の‐けぶり〔よは‐〕【夜半の煙】

夜に立ち上る煙。多く火葬の煙をいう。
「旅の空―と上りなばあまの藻塩火もしほびたくかとや見む」〈後拾遺羇旅

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精選版 日本国語大辞典 「夜半の煙」の意味・読み・例文・類語

よわ【夜半】 の 煙(けぶり・けむり)

  1. 夜に立つ煙。多く、火葬の煙をいう。
    1. [初出の実例]「旅の空よはの煙とのぼりなばあまの藻しほ火たくかとや見ん〈花山院〉」(出典:後拾遺和歌集(1086)羇旅・五〇三)

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