夜物(読み)よもの

精選版 日本国語大辞典 「夜物」の意味・読み・例文・類語

よ‐もの【夜物】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 夜に活躍する動物。ネズミ・キツネ・タヌキの類。
    1. [初出の実例]「きかでねぬ夜物に成ぞほととぎす〈正房〉」(出典:俳諧・鸚鵡集(1658)四)
  3. 夜着など夜に身をおおうもの。
    1. [初出の実例]「蓋前夜之盗賊者入聯輝軒。軒主時宿直大内裡。以故夜物入嚢置茶礼間」(出典蔭凉軒日録‐長享二年(1488)一一月九日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android