夜降(読み)よぐたち

精選版 日本国語大辞典 「夜降」の意味・読み・例文・類語

よ‐ぐたち【夜降】

〘名〙 夜のふけること。また、その時刻。夜ふけ。
万葉(8C後)一九・四一四六「夜具多知(よグタチ)寝覚めてをれば川瀬尋(と)め心もしのに鳴く千鳥かも」

よ‐ぐた・つ【夜降】

〘自タ四〙 (「くたつ」はある状態が下降的に変化する意) 夜がふける。夜ふけになる。
※万葉(8C後)七・一一二四「佐保川にさをどる千鳥夜三更(よくたち)て汝が声聞けばいねかてなくに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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