夢の手枕(読み)ユメノタマクラ

デジタル大辞泉 「夢の手枕」の意味・読み・例文・類語

ゆめ手枕たまくら

夢の中で恋しい人がしてくれる手枕。また、うたた寝に見る夢。非常にはかないことのたとえ。
「逢ふさへ―」〈謡・絵馬

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「夢の手枕」の意味・読み・例文・類語

ゆめ【夢】 の 手枕(たまくら)

  1. 夢の中で恋しい人がしてくれる手枕。また、仮寝の間に見る夢。きわめてはかないことにいう。
    1. [初出の実例]「『浅緑糸よりかけて繋ぐ駒は二道かけてなかなか恨みしは、恋路のそら情。逢ふさへ夢の手枕』『忍ぶ今宵のあらはれて』」(出典:大観本謡曲・絵馬(室町末))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android