夢の手枕(読み)ユメノタマクラ

デジタル大辞泉 「夢の手枕」の意味・読み・例文・類語

ゆめ手枕たまくら

夢の中で恋しい人がしてくれる手枕。また、うたた寝に見る夢。非常にはかないことのたとえ。
「逢ふさへ―」〈謡・絵馬

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「夢の手枕」の意味・読み・例文・類語

ゆめ【夢】 の 手枕(たまくら)

  1. 夢の中で恋しい人がしてくれる手枕。また、仮寝の間に見る夢。きわめてはかないことにいう。
    1. [初出の実例]「『浅緑糸よりかけて繋ぐ駒は二道かけてなかなか恨みしは、恋路のそら情。逢ふさへ夢の手枕』『忍ぶ今宵のあらはれて』」(出典:大観本謡曲・絵馬(室町末))

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