夢程(読み)ゆめほど

精選版 日本国語大辞典 「夢程」の意味・読み・例文・類語

ゆめ【夢】 程(ほど)

  1. きわめてすこし。ほんのわずか。夢ばかり。
    1. [初出の実例]「みづからゆめほと、しるならば、ほうらいの山の、ざしきへまいりてに」(出典:説経節・をくり(御物絵巻)(17C中)八)
  2. あとに打消の語を伴って用いる。すこしも。いささかも。つゆばかりも。
    1. [初出の実例]「我身には夢程の善知識なしと思ては、枕を傾て打臥時は、本覚の床の上に生死の妄縁を起すと観し」(出典:仏法夢物語(1278‐88頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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