大剛(読み)ダイゴウ

デジタル大辞泉 「大剛」の意味・読み・例文・類語

だい‐ごう〔‐ガウ〕【大剛】

《「だいこう」「たいこう」「たいごう」とも》非常に強いこと。また、その人。

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精選版 日本国語大辞典 「大剛」の意味・読み・例文・類語

だい‐こう‥カウ【大剛】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「だいごう」「たいごう」とも ) きわめて強いこと。すぐれてたくましいこと。また、その人。
    1. [初出の実例]「あぱれ此殿は大剛の人かな」(出典:平治物語(1220頃か)上)
    2. 「サイクヮウワ モトヨリスグレタ daicǒno(ダイカウノ) モノデワ アリ」(出典:天草本平家(1592)一)

大剛の語誌

中世末までは「だいこう(だいかう)」が一般的であったらしい。「平家正節‐一一下」や「太平記刊本には「大」に濁符の付いたものがあり、キリシタン資料でも「だいかう」とする。漢字表記は一般には「大剛」であるが、「ぎやどぺかどる‐上」などのキリシタン資料では「大強」と表記されている。

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