大割球(読み)だいかっきゅう(英語表記)macromere

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大割球」の意味・わかりやすい解説

大割球
だいかっきゅう
macromere

原生動物以外の動物 (後生動物) における初期発生の卵割期の胚で,割球の大きさに著しい差があるとき,大型の割球をいう。多くは植物極側にあって卵黄を含み,内胚葉を形成する。ウニ卵の 16細胞期では8個の中割球,4個の大割球,4個の小割球より成るが,大割球は植物半球の主要部を占め,これから内胚葉と外胚葉の一部を生じる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android