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卵黄 らんおう yolk; vitellus

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

卵黄
らんおう
yolk; vitellus

動物の卵細胞が精子と受精したのち,卵割などを行なって成長していく場合,成長のときのエネルギー源になる物質。この卵黄の起源は,卵母細胞時代に細胞にくっついていた栄養細胞からくるといわれている。

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デジタル大辞泉の解説

らん‐おう〔‐ワウ〕【卵黄】

動物の卵の中に貯蔵されている栄養物質。たんぱく質脂質糖質無機塩類ビタミンなどを含み、胚(はい)の発育中に消費される。量や卵内での位置により、等黄卵・端黄卵・中黄卵などに分けられる。鳥類では球状をなし、黄身(きみ)ともいう。

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百科事典マイペディアの解説

卵黄【らんおう】

(らん)の内に蓄積されている栄養分で,一般に顆粒(かりゅう)状。主成分は結晶性のタンパク質リン脂質など。単なる栄養分ではなく,卵割において細胞質の分裂に対する抵抗として働くなど発生過程に積極的な役割を果たしていると考えられる。
→関連項目卵生

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栄養・生化学辞典の解説

卵黄

 卵の中心部にある黄色の球状のもの.胚盤がある.食品としての鶏卵の卵黄は脂肪やミネラルに富む.

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大辞林 第三版の解説

らんおう【卵黄】

卵の黄身きみ。卵の細胞質内に存在する貯蔵物質で、タンパク質・脂質・糖類・ビタミン・無機塩類などを含み、個体発生途上の胚の栄養となる。その量により無黄卵・中黄卵・多黄卵などに、また分布状態により等黄卵・端黄卵などに区別する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

卵黄
らんおう

動物の卵に特有な貯蔵物質で、卵が胚(はい)発生をする際の栄養源となる。多量に蓄積されると黄色を呈するのでこの名が与えられている。多くの場合卵黄は、卵黄顆粒(かりゅう)として細胞質内に散在するか、卵黄球として蓄積されるかのいずれかである。卵内に蓄積される卵黄の量やそのあり方は、動物の種によってさまざまである。卵黄の存在は卵の細胞質の運動の物理的障害となるので、卵黄の量やあり方は卵割(細胞分裂)や原腸陥入など卵全体の動的活動を規定している。一般には、卵黄を多くもつようになった細胞は将来、内胚葉(消化管)になる。卵黄は、卵巣内で卵を取り巻く濾胞(ろほう)細胞や、哺育(ほいく)細胞により供される材料からつくられる。この材料は、ホルモンの影響のもとに肝臓や脂肪体の細胞から、血液あるいは血リンパ液を通じて卵巣に運ばれたものである。その成分はリンタンパク質、リン脂質のほか、複合脂質、炭水化物、無機質、ビタミンなどである。これらの成分をどのような割合で含むかは動物によって異なる。最近では、ある種の動物では卵黄に母体からの伝令RNA(リボ核酸)あるいはリボゾームなどを含むことが知られている。[竹内重夫]

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世界大百科事典内の卵黄の言及

【鶏卵】より

…ニワトリの卵は卵殻,卵白および卵黄の三つの部分からなる。各部分の重量比は,卵殻8~11%,卵白56~61%,卵黄27~32%。…

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