テラトカルシノーマ(その他表記)teratocarcinoma

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「テラトカルシノーマ」の意味・わかりやすい解説

テラトカルシノーマ
teratocarcinoma

ほ乳動物の胚細胞の腫瘍 (しゅよう) 。未分化状態のまま癌化しているため,細胞分化や癌化の研究材料として用いられている。大量に得ることが不可能なほ乳類初期胚の性質を調べたりするほか,培養条件によって任意の分化を誘導する系が開発されつつあり,細胞分化の良いモデル系として期待されている。近年正常なマウスの初期胚に,マウスのテラトカルシノーマ細胞を注入し,キメラマウスが作製された。この結果,癌細胞が正常組織に分化し,脱癌化する例があることが確かめられた。

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