大尻村(読み)おおじりむら

日本歴史地名大系 「大尻村」の解説

大尻村
おおじりむら

[現在地名]平田町三郷さんごう 大尻

車戸くるまど村の南東にあり、北東須脇すわき村。慶長郷帳に村名がみえ、高五一九石余。元和二年(一六一六)の村高領知改帳では堀直寄(越後長岡藩)領。同五年の竹腰山城守知行方目録(村瀬文書)に村名が記される。正保郷帳では尾張藩領で、田三七九石余・畑一三九石余。明暦覚書によれば概免二ツ五分五厘、人数二二五、馬一四。「濃州徇行記」には家数五四・人数二五〇、馬六、頭百姓四とあり、村方は土地が比較的高く、水溜りの難は少ないと記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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