最新 地学事典 「大東海嶺群」の解説
だいとうかいれいぐん
大東海嶺群
Daito ridges
九州南方約500km,沖縄島東方約300kmにある大東海嶺と,その北側の奄美海台および南側の沖大東海嶺を合わせた総称。フィリピン海プレートの北西部を構成している。大東海嶺上には北大東島・南大東島が,沖大東海嶺上には沖大東島がある。これらの島々や海嶺頂部は厚い石灰岩で覆われるが,基盤として,奄美海台から白亜紀後期の年代を示す玄武岩やトーナル岩が,また大東海嶺基部においてはジュラ紀から白亜紀の年代を示す深成岩類,緑れん石角閃岩相の結晶片岩や蛇紋岩が分布していることが判明しており,中生代以前の島弧地殻の存在が示唆される。
執筆者:茂木 昭夫・中尾 征三・谷 健一郎
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

