南大東島(読み)みなみだいとうじま

日本大百科全書(ニッポニカ)「南大東島」の解説

南大東島
みなみだいとうじま

沖縄本島の東方360キロメートルに位置し、大東諸島(古くはウフアガリジマ)の一つで南大東村に属す。面積30.57平方キロメートルで、全島が琉球(りゅうきゅう)石灰岩からなり、最高点75.1メートルの低島。島の中央部が周縁部より低くなり盆地状の地形を呈し、隣接する北大東島とともに典型的な隆起環礁の島として世界的に有名である。1900年(明治33)に、八丈島出身の玉置半右衛門(たまおきはんえもん)(1838―1910)によって初めて開拓された島で、サトウキビの単作地となっている。大池のオヒルギ群落があり、ダイトウオオコウモリ(ともに国指定天然記念物)が生息する。人口1269(2009)。

[目崎茂和]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「南大東島」の解説

南大東島
みなみだいとうじま

沖縄県那覇市の東方約 360kmの海上にある島。南大東村に属する。南北約 6.5km,東西約 5km,最高点は 74m。楕円形の隆起環礁で,海岸線はいたるところ絶壁をなし,船の接岸は困難。全体としてすり鉢状で,周辺部は高く環状丘陵地をなし,中央部は低く,かつての潟湖(→)で低湿地をなす。石灰岩地域でドリーネ石灰洞鍾乳洞)が発達する。サトウキビの単作栽培地域で,製糖工場がある。南大東島東海岸植物群落,大池のオヒルギ群落,ダイトウオオコウモリは国の天然記念物。沖縄島とは定期船と航空便で結ばれる。面積 30.57km2。人口 1448(2005)。

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百科事典マイペディア「南大東島」の解説

南大東島【みなみだいとうじま】

沖縄県東部,大東諸島の一島。〈みなみおおあがりじま〉とも。面積30.53km2。海崖を巡らし,中央にくぼ地のある隆起環礁で,最高点75m。耕地大部分はサトウキビ畑で製糖工場がある。沖大東島とともに島尻郡南大東村(1442人。2010)をなし,那覇市から定期航空路が通じる。

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精選版 日本国語大辞典「南大東島」の解説

みなみだいとう‐じま【南大東島】

北太平洋西部、沖縄島東方約三七〇キロメートルの沖合にある島。北大東島・沖大東島とともに大東諸島を形成。明治三三年(一九〇〇)開拓を開始、サトウキビを栽培。面積三〇・七平方キロメートル。うふあがりじま。

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デジタル大辞泉「南大東島」の解説

みなみ‐だいとうじま【南大東島】

大東諸島中の隆起環礁の島。沖縄本島の東方360キロにあり、沖縄県島尻郡南大東村をなす。サトウキビを産し、製糖が行われる。

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世界大百科事典 第2版「南大東島」の解説

みなみだいとうじま【南大東島】

沖縄県大東諸島に属する島。沖縄島(本島)の東方海上約380kmに位置し,1島で島尻郡南大東村をなす。面積30.7km2,人口1473(1995)。隆起環礁の島で内陸池沼が発達する。1900年八丈島出身の玉置半右衛門らによって開拓が始められたが,第2次世界大戦にいたるまで,島は製糖会社の所有であった。46年初めて村制が施行され,64年に裁判のすえ,農民の土地所有権が認められた。県下を代表するサトウキビの単作地域で,機械化された大規模農業が行われる。

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世界大百科事典内の南大東島の言及

【大東諸島】より

…大東は〈おおあがり〉とも読む。沖縄県島尻郡に属し,南大東島北大東島,沖大東島の3島からなる。南大東島は一島で南大東村を形成する。…

※「南大東島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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