大楼(読み)たいろう

精選版 日本国語大辞典 「大楼」の意味・読み・例文・類語

たい‐ろう【大楼】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 大きな楼閣。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  3. 鎌倉時代六波羅探題獄舎をいう。〔長福寺文書‐永仁六年(1298)八月日・某申状〕

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改訂新版 世界大百科事典 「大楼」の意味・わかりやすい解説

大楼 (たいろう)

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世界大百科事典(旧版)内の大楼の言及

【牢屋】より

…公家,僧侶,御家人に対しては,しかるべき御家人あるいは守護などに囚人を召し預ける(預け置く)方法がとられるから,獄舎があるとすれば御家人身分にならない侍や一般庶民や下人等を対象としたものであろうか。京都では検非違使庁(けびいしちよう)の左右の獄はずっと機能していたが,武家では六波羅探題に大楼(たいろう)と呼ぶ牢舎があったとみられる。1272年(文永9)和泉国御家人に大番役として大楼守護兵士役が課せられ,土御門大宮の篝屋(かがりや)の指示に従って勤仕すべきことが命ぜられている。…

※「大楼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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