デジタル大辞泉
「楼閣」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ろう‐かく【楼閣】
- 〘 名詞 〙 高層の建物。たかどの。楼館。楼殿。楼。「砂上の楼閣」
- [初出の実例]「講堂精舎、宮殿楼閣、内外左右、有二諸浴池一」(出典:往生要集(984‐985)大文二)
- [その他の文献]〔西京雑記‐巻四〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「楼閣」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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楼閣 (ろうかく)
lóu gé
中国で2階建て,もしくはそれ以上の高層の建物。たかどの。古代中国では本来,楼は2階建て以上の建物を指し,閣は四方を観望する見晴しの高層建物をいうが,また見晴し用の高い壇を指す台,台の上に亭(あずまや)を築いた榭(しや),あるいは見晴し用建築の観などと合わせて楼閣,楼台,楼榭,楼観などと連用してこの種の高層建物の類を総称する。木造の楼閣建築はおそくとも漢代には出現したが,現存する遺構では独楽寺観音閣(天津市薊(けい)県,遼の984年建立)が最古である。
→二階
執筆者:田中 淡
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の楼閣の言及
【天守】より
…信憑性のある史料で重層以上の恒久的な高櫓が確認できるのは,永禄年間の大和の[多聞山城]の四階櫓(《多聞院日記》)が最初である(1577年に破却)。系譜的には,中世城郭の初期から存在した井楼(せいろう)矢倉と,武家の邸宅の主屋の発達した主殿の両方の要素が考えられ,矢倉が主殿屋上に乗った楼閣から出発したとする説が有力である。それを裏付けるように,初期の天守は下層の大入母屋屋根の上に上層が乗った外観を呈し,内部に通し柱のない望楼型となっている。…
※「楼閣」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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