大漁祝い(読み)たいりょういわい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大漁祝い」の意味・わかりやすい解説

大漁祝い
たいりょういわい

一定以上の漁獲高があったときに,親方の家や浜で酒宴を開くこと。親方が赤手拭着物を1枚ずつ配るとか,餅をついたりなどして祝う。マンイワイと称する地方多く,これは大漁祈願のマンナオシ,エンギナオシと対応する。ここでマン,マといわれるのは「しあわせ」というような意味である。この祝いにセンゴシイワイ,マンゴシイワイの別がある地域もある。これは漁獲高に対応するものである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android