大漁祝い(読み)たいりょういわい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大漁祝い」の意味・わかりやすい解説

大漁祝い
たいりょういわい

一定以上の漁獲高があったときに,親方の家や浜で酒宴を開くこと。親方が赤手拭着物を1枚ずつ配るとか,餅をついたりなどして祝う。マンイワイと称する地方多く,これは大漁祈願のマンナオシ,エンギナオシと対応する。ここでマン,マといわれるのは「しあわせ」というような意味である。この祝いにセンゴシイワイ,マンゴシイワイの別がある地域もある。これは漁獲高に対応するものである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android