日本歴史地名大系 「大糠村」の解説 大糠村おおぬかむら 兵庫県:美方郡村岡町大糠村[現在地名]村岡町大糠福西(ふくにし)村の南東にあり、集落は湯舟(ゆぶね)川右岸、蘇武(そぶ)岳(一〇七四・四メートル)の西麓に発達し、山陰道が通る。南は寺河内(てらがわうち)村。「七味叢誌」によると応永(一三九四―一四二八)の初め頃には寺河内村の支村であったという。弘治三年(一五五七)の「但馬国にしかた日記」に「大ぬか村 いりくミ也」とみえ、地内に中村対馬(左衛門九郎)殿が住んでいた。慶長六年(一六〇一)の山名豊国知行目録(池田家文書)では高一二五石余、寛永一六年(一六三九)の知高帳、正保(一六四四―四八)頃成立の国絵図でも高は同じ。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by