日本歴史地名大系 「大肥川流域条里遺構」の解説 大肥川流域条里遺構おおひがわりゆういきじようりいこう 大分県:日田郡日田郡条里遺構大肥川流域条里遺構夜明(よあけ)川に沿って細長い谷が続く大肥地区にも、途中、河道の変動・氾濫などによって分断されているが、南北約二六町、幅二町ないし三町分の方格地割とその痕跡が認められる。「和名抄」所載郷の夜開(やけ)郷域にあたる。とくに日田市のJR大鶴(おおつる)駅から方司口(ほうじぐち)にかけての大肥川右岸、同市中村(なかむら)から山口(やまぐち)にかけての大肥川左岸地域には、阡線が北より約二五度東にぶれた方格地割が顕著に認められる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報