大路曲庄(読み)おおじまがりのしよう

日本歴史地名大系 「大路曲庄」の解説

大路曲庄
おおじまがりのしよう

現山鹿市南島内曲みなみじまうちまがりにその名を残す太宰府安楽あんらく寺領荘園。観応三年(一三五二)二月日書写の天満宮安楽寺領目録(太宰府神社文書)に、肥後国分として「玉名庄凶徒押領之大路曲庄同之」とみえる。成立の経緯や在地の状況などはいっさい不明であるが、荘名の由来はおそらく肥後国府から北上する古代の官道がこの地から菊池川沿いに左に大きく曲がっていたことによるものと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 荘園 勧請 小島

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む