大面油田跡(読み)おおもゆでんあと

日本歴史地名大系 「大面油田跡」の解説

大面油田跡
おおもゆでんあと

[現在地名]栄町北潟

大面・北潟きたがたの小扇状地の奥、両集落から約一・五キロのところにある。文政年間(一八一八―三〇)に北潟の島影新右衛門が諏訪畑すわばたけを開墾したとき、原油のにじみでているのを発見し、灯火用に用いたのに始まる。安政年間(一八五四―六〇)いち木戸きど(現三条市)の島田某が北潟村広道場を手掘りで掘削したが油気のみで原油は出なかった。明治四〇年代に日本石油が鉱区権をもってから本格的な採掘が始まった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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