大韓毎日申報(読み)だいかんまいにちしんぽう

世界大百科事典 第2版の解説

だいかんまいにちしんぽう【大韓毎日申報】

朝鮮の李朝末期にソウルで発行された日刊新聞。1904年7月にイギリス人ベセル梁起鐸とが創刊。論説陣には朴殷植申采浩らを擁した。05年3月一時休刊し8月の復刊時に英文版を分離して発行。ベセルを社長とすることにより日本官憲の弾圧をかわし,反日・国民啓蒙の論陣を張った。しかし日本官憲は08年の英国領事裁判によるベセルの一時国外追放・梁起鐸逮捕をはじめ執拗な弾圧を加えた。10年8月の日韓併合とともに朝鮮総督府が買収して《毎日申報》と改題し,その機関紙とした。

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世界大百科事典内の大韓毎日申報の言及

【京城日報】より

…京城日報社刊。《大韓毎日申報(しんぽう)》をはじめとして,抗日の論陣を張る朝鮮語新聞に対し,同時期に創刊された英字新聞《ソウル・プレスThe Seoul Press》とともに日本統監府の強力な言論機関であった。10年,朝鮮総督府設置とともに,国民新聞社の徳富蘇峰を監督に迎えてその指導をうけ,また《大韓毎日申報》を買収,改題して同年10月ハングル新聞《毎日申報》を創刊(1924年分離独立,38年《毎日新報》と改題)。…

【ベセル】より

…朝鮮名は裴説。1904年《ロンドン・デーリー・ニューズ》紙の特派員として朝鮮に渡り,同年7月梁起鐸らとともにソウルで《大韓毎日申報》を創刊し,その社長となった。韓国統監府は,イギリス人としての治外法権を利用して排日論を唱導する同紙を抑圧するため,イギリス政府に外交工作を行い,彼の国外追放を図った。…

※「大韓毎日申報」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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