天つ命(読み)あまつよさし

精選版 日本国語大辞典 「天つ命」の意味・読み・例文・類語

あまつ【天つ】 命(よさし)

  1. 天の命令天命あまのよさし。
    1. [初出の実例]「夫れ帝(みかど)の位は、久に曠しくある可からず。天命(アマツヨサシ)は、謙(ゆづ)り距(ふせ)ぐ可からず」(出典日本書紀(720)允恭即位前(図書寮本訓))

天つ命の補助注記

漢語「天命」の訓読により生じた語か。もし、元来和語であったものとすれば、「あまつ」は「天つ神の」の意。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android