天下は天下の天下、一人の天下にあらず(読み)てんかはてんかのてんかひとりのてんかにあらず

精選版 日本国語大辞典 の解説

てんか【天下】 は 天下(てんか)の天下(てんか)、一人(ひとり・いちじん)の天下(てんか)にあらず

  1. 国家は国民全体の共有のものであるから、君主一人が思うままにしてよいものではない。
    1. [初出の実例]「天下非一人之天下、乃天下之天下也 てんかハイチジンノテンカニアラズ、イマシテンカノテンカナリ」(出典:文明本節用集(室町中))
    2. [その他の文献]〔六韜‐文師〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android