天地を袋に縫う(読み)あめつちをふくろにぬう

精選版 日本国語大辞典 「天地を袋に縫う」の意味・読み・例文・類語

あめつち【天地】 を 袋(ふくろ)に縫(ぬ)

  1. 年の始めに誦(ず)する言寿(ことほぎ)歌のことば。天地を袋に縫ってそれに幸福を入れる、の気持か。→天地の袋
    1. [初出の実例]「としたちかへるあしたにはなりにけり。〈略〉はらからとおぼしき人、まだふしながら、物きこゆ。『あめつちを、ふくろにぬゐて』と誦ずるに、いとをかしくなりて」(出典:蜻蛉日記(974頃)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む