天地の袋(読み)アメツチノフクロ

デジタル大辞泉 「天地の袋」の意味・読み・例文・類語

あめつち‐の‐ふくろ【天地の袋】

女子が、新年に幸福を多く取り入れるようにと上下を縫い合わせて作る祝いの袋。春袋はるぶくろ天地てんち袋。
「―の数し多かれば」〈一条大納言家歌合〉

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精選版 日本国語大辞典 「天地の袋」の意味・読み・例文・類語

あめつち【天地】 の 袋(ふくろ)

  1. 女子が新年に幸福を多く取り入れ、逃さぬようにと上下を縫い合わせて作る祝いの袋。春袋。《 季語・春 》→天地を袋に縫う
    1. [初出の実例]「あめつちのふくろの数し多かれば思ふことなき今日にもあるかな」(出典:大納言為光石名取歌合(10C後))

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