天狗煙草(読み)てんぐたばこ

デジタル大辞泉プラスの解説

明治時代に岩谷商会が販売していた国産の紙巻たばこのブランド名。「大天狗」「金天狗」「国益天狗」などの商品がある。最初の商品「天狗煙草」は1884年の発売。

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精選版 日本国語大辞典の解説

(タバコはtabaco)日本で最初の紙巻タバコの商品名。明治一〇年(一八七七)から専売制施行の明治三七年(一九〇四)まで、岩谷商会が天狗印の商標をつけて発売したもの。
※独立新聞‐明治三四年(1901)一一月二〇日「暗かに天狗煙草を擯斥するが如き素振りをなさしめ」

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世界大百科事典内の天狗煙草の言及

【岩谷松平】より

…西南戦争で店を焼かれた後上京し,1878年薩摩名産品を商う〈薩摩屋〉を開店。その後岩谷商会を設立,84年ごろ薩摩名産の国府葉を原料にした口付き紙巻きタバコ〈天狗煙草〉の製造販売を開始した。彼は宣伝のために銀座の店舗を屋根から壁まで真っ赤に塗り,自身も赤い洋服,赤い帽子で赤塗りの馬車に乗って人目を引いた。…

【タバコ(煙草)】より


【作物としてのタバコ】

[種類,形状]
 ナス科タバコ属Nicotianaの植物で,通常一年草。タバコ属は現在65種が発見され,多くはニコチン,アナバシンなど数種類のアルカロイドを含んでいる。現在栽培されているのはそれらのうちニコチンを主アルカロイドとするタバコN.tabacum L.(英名tobacco)(イラスト)とマルバタバコN.rustica L.(英名Aztec tobacco)である。後者は旧ソ連など限られた地域にしか栽培されておらず,栽培タバコのほとんどは前者である。…

※「天狗煙草」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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