太郎馬新田村(読み)たろましんでんむら

日本歴史地名大系 「太郎馬新田村」の解説

太郎馬新田村
たろましんでんむら

[現在地名]福田町太郎馬新田

塩新田しおしんでん村の西方にあり、北は浜部はまべ(現磐田市)、南はぼうそう川を隔てて砂浜、遠州灘へ続く。元禄郷帳には新田村とみえ高六二石余。国立史料館本元禄郷帳では旗本長谷川領で、幕末まで変わらず(旧高旧領取調帳など)。「遠淡海地志」によると家数一七、八。開発者は太郎馬で、太郎馬のあと庄屋彦七が勤めていたが、惣百姓が太郎馬跡平七に庄屋役就任を求める訴えを起こし、平七・彦七ともに庄屋役を勤めることで内済した(「内済証文」川嶋家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android