デジタル大辞泉 「惣百姓」の意味・読み・例文・類語 そう‐びゃくしょう〔‐ビヤクシヤウ〕【×惣百姓】 1 室町時代、惣に属する農民。2 江戸時代、本百姓のこと。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「惣百姓」の意味・わかりやすい解説 惣百姓そうびゃくしょう (1) 室町時代,農村で自衛上自治団体を形成したが,惣中掟,地下 (じげ) 掟など惣 (→郷村制 ) の制定した規定に服属する一般農民を惣百姓といった。規定に違反した者は地下破門の処置にあい,惣から出された。 (2) 江戸時代の本百姓の別称。秀吉の全国統一化の進行とともに,兵農分離が強力に推し進められ,太閤検地の結果,士農工商の身分制度が確立された。このように年貢と夫役を負担する階層として惣百姓は,幕藩体制のなかに組込まれ,明治維新にいたるまで封建的な制限と束縛を受けた。 (→百姓 ) 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by