日本歴史地名大系 「夫振岩」の解説 夫振岩うとうふいじー 沖縄県:沖縄島北部名護市源河村夫振岩[現在地名]名護市源河東シナ海に注ぐ源河(げんか)川河口の北約一・三キロの浅海域にある孤岩。高さ三メートル程度。ウトゥフイジーとよび、ウトゥフイイワともいう。沿岸一帯から目視可能で、縁結びをした岩として、字源河(げんか)ではウンジ(恩義)の石とよばれている。伝説によると、源河(ぎんか)村に若い男女がおり、双方の親たちは二人を結婚させたいと望んでいた。しかし男が醜男ということで女がいやがった。ある日、親たちは二人を舟に乗せ沖の岩に遊びに連れ出し、忘れ物をしたと言って二人を岩に残して帰った。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by