日本歴史地名大系 「奉公人新田」の解説 奉公人新田ほうこうにんしんでん 福島県:白河市奉公人新田白河城下周辺に散在する奉公人救済のために開かれた新田の総称。開発年代は明らかではないが、延享三年(一七四六)の奉公人新田免定(藤田家文書)があり、「小田新田村分引」と記されているので、小田(おだ)新田村(現西郷村)が白河藩領であった寛保二年(一七四二)以前の結城松平家支配の時代には存在したと推定される。白河藩領から慶応二年(一八六六)幕府領となる。白河町組に属したが、学田(がくでん)新田とともに庄屋は置かれず、町組大庄屋藤田家・益田家の管轄下にあった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by