日本歴史地名大系 「奥川町」の解説 奥川町おくがわちよう 東京都:江東区旧深川区地区奥川町[現在地名]江東区永代(えいたい)二丁目蛤(はまぐり)町(通称三丁目)の南東に位置する片側町。西は万徳(まんとく)院・大島(おおしま)町代地、東側と南側に掘割が流れる。深川奥川(ふかがわおくがわ)町とも称した。漁師の住む浜十三町の一。文政町方書上によれば、元禄一〇年(一六九七)芥改役の忠兵衛・三郎兵衛・平兵衛・与市の四名が、幕府の許可を得て永代浦入海の干潟を塵芥により築立て、同所のほかに三千坪の町屋敷の下付を願出、同一三年万徳院前の湿地六五七坪余を与えられたことに始まる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報