奪ひしらがふ(読み)バイシラガウ

デジタル大辞泉 「奪ひしらがふ」の意味・読み・例文・類語

ばい‐しらが・う〔ばひしらがふ〕【奪ひしらがふ】

[動ハ四]互いに争ってうばいあう。われがちにうばいあう。
「―・ひてこれを破り食ひけり」〈宇治拾遺・六〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「奪ひしらがふ」の意味・読み・例文・類語

ばい‐しらが・うばひしらがふ【奪しらがう】

  1. 〘 他動詞 ハ行四段活用 〙 ( 「しらがう」は争ってする意 ) 互いに奪い合う。われがちに奪い合う。
    1. [初出の実例]「ばひしらがひとりて、さし仰ぎて、我におほくなどいひたるこそをかしけれ」(出典:枕草子(10C終)一四四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む