コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

如くなり(読み)ゴトクナリ

デジタル大辞泉の解説

ごとくなり【如くなり】

[助動][ごとくなら|ごとくに(ごとくなり)|ごとくなり|ごとくなる|ごとくなれ|ごとくなれ]《比況の助動詞「ごとし」の連用形「ごとく」+断定の助動詞「なり」から》「如(ごと)し」(助動)に同じ。
「尭(げう)の子、尭のごとくならず」〈太平記・三一〉
「海の上、昨日のごとくに風波見えず」〈土佐
[補説]主として漢文訓読体の文章に多くみられる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

ごとくなり【如くなり】

( 助動 ) ( ごとくなら ・ごとくなり(ごとくに) ・ごとくなり ・ごとくなる ・ごとくなれ ・ごとくなれ )
〔「ごとくにあり」の転〕
活用語の連体形や体言、またそれらに助詞「の」「が」の付いたものに接続する。
似ているものに比べ、たとえる意を表す。…のようだ。…のようである。…のとおりである。 「高き山も、麓のちりひぢよりなりて、あま雲たなびくまで、おひのぼれるごとくに、この歌もかくのごとくなるべし/古今 仮名序
不確かな断定を表す。 「まことに聞くがごとくならば不便なる事也/著聞 17

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報